ローンやクレジットを使い過ぎないための7つのポイント(2ページ目)

1. ローンやクレジットは、あくまで借金。返済しなければならないことをお忘れなく!

ローンとクレジットカード

ローンとは、銀行などからお金を借りて、後から少しずつ返済する約束のことです。日々の生活費は毎月の給与などで計画的にまかなうことができても、一度にまとまったお金を用意するのは難しいものです。ローンを利用することで、必要なときに必要なものを手に入れることができるようになります。

一方、クレジットとは、先に商品を買ったり、サービスを受けたりして、その代金を後で支払う約束のことです。「家にはあるけれど手元に現金を持っていない」、「今月はお金がないけれど来月には給与がもらえる」・・・のようにお金を持っていなくても、クレジットを利用することで、欲しいものを手に入れて、支払いを後にすることができます。

クレジットカードの利点注意点
  • 後払いで買い物できる
  • 通信販売やネットショッピングでの支払い手続きが便利
  • 多額の現金を持ち歩かずにすむので安心
  • 海外での利用も可能
  • 分割での支払いも可能
  • 使い過ぎる心配
  • クレジットカードを紛失したり盗まれたりして、他人に悪用される心配
  • 分割払いにした場合の手数料(金利)

ローンとクレジットの注意点

ローンには、借り賃である「金利(利息・利子)」がかかります。借りたお金より多い金額を返済することになるため、ローンを利用するときは、返済能力の範囲で、計画的に利用しましょう。

また、クレジットは、その利用代金をクレジット会社が一時的に立て替えて加盟店に支払っているにすぎず、利用者にとって支払いが後になるだけで、決められた期日には支払いが必要です。借金と同じなので、収入の範囲で計画的に利用しましょう。

2.「借りられる額」でなく、「返せる額」を考えて!

ローンは返済能力の範囲で計画的に

住宅などの高額なものを購入する時、全額を貯めてから購入するには時間がかかりますが、ローンを利用すれば、必要な時に購入することが可能です。ただし、 ローンで購入した場合、後から金融機関に分割して返済していくにあたって、金利(利息・利子)が発生します。返済総額は借りた金額より多くなります。将来を見据えた自分の返済能力の範囲で、計画的にローンを利用することが重要です。ローンを利用するときには、これから得る収入できちんと返済できるかどうかをよく検討し、自分の返済能力の範囲で計画的に利用することが大切です。

クレジットは一時的な後払い

手元に現金がなくても、クレジットカードで買い物ができます。便利な仕組みですが、その実はクレジット会社が利用者に代わって一時的に立て替え、加盟店に支払っているのであり、クレジットカードの利用者にとっては借金をしていることと同じです。後日決められた期日には、クレジット会社に対して支払いをする必要があります。現金支払いと違って、購入可能範囲がわかりにくくなることもありますし、購入日は別々でも支払い期日は同じ場合があるので、買うときではなく、支払う時に十分返済可能かを考える必要があります。