文部科学省の調べによると、2013年の海外留学生の数は5万5,350人ほど。実は2004年以降、人数は減少傾向にありますが、それでも多くの学生や社会人が海を渡っていることに違いはありません。
子どもの留学に備えるためには、かかる費用を知っておく必要があります。そこでまず、期間別に留学の形態を整理してみます。
■短期留学
1~8週間程度。主に語学留学が多く、中学・高校生に人気が高い。最近では社会人も活用している。
■長期留学
1~4年程度。語学留学の他、専門知識を学ぶための大学、大学院、専門学校への入学、ワーキングホリデーなど目的はさまざま。
留学費用を構成するその中身は、授業料、滞在費、食費、その生活費(交通費、通信費)、航空運賃、海外留学保険料、こづかい、諸費用(パスポート・ビザ申請、エージェント費用)が主な内容。この中で、とくに授業料と滞在費は、期間や学校、その国の物価、またそのときの為替レートによっても留学費用を大きく左右します。
円高になれば実質の負担は減りますが、逆に円安となれば負担増となるわけです。