家計管理とは、決まった収入から日々の生活をやりくりし、今後のさまざまなライフプランの資金や不測の事態への備えを準備するものです。そのためには、まず収支の把握が重要になります。毎月の食費や電気代にどの程度支出しているか、またこのペースで貯蓄すると3年後に貯蓄はどのくらいになるのか。そういう動きを把握することで、有効なマネープランが立てられるのです。
収支を把握するには、家計簿を付けることをおすすめします。家計簿と聞くと、つい構えてしまう人もいるでしょうが、付け方に決まったルールはありません。継続して付けることが重要ですから、自分のやりやすい形でトライしてみてください。
ポイントは、収入と支出と貯蓄の動きがわかること。特に支出については、現金だけではなく、クレジットカードや交通系カード等による支払いや口座引落しなども含め、支払額全体を把握することが大切です。なお、クレジットカードを利用した場合は、後日口座から引き落とされることになるので、注意が必要です。そして、最初から支出費目を細かくしないことも大切です。スタート時は家賃(住宅ローン)、食費、水道光熱費、通信費、教育費、雑費などで構いません。その後、必要に応じて細分化していけばいいのです。
また、スマホに慣れているなら、無料の家計簿アプリも年々進化していますので、そちらを利用すればいいでしょう。