ファイナンシャル・プランナーからのアドバイス
- ポートフォリオとは分散投資を目的とした金融資産の組み合わせ
- 分散投資は商品が偏ることによるリスクを避ける効果がある
- ポートフォリオは定期的にリバランスすることが重要

「安全かつ効率的な運用」という観点から組まれたポートフォリオ(年金積立金管理運用独立行政法人
・公式サイトより)
「ポートフォリオ」とは、この分散投資を活用するための、金融資産の組み合わせです。では、実際にどう組み合わせているのか。その具体例として、私たちの年金を増やすことを目的に、実に193兆円以上を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の資産構成割合を見てみましょう。2021年6月時点では、国内株式24.49%、国内債券25.39%、外国株式25.41%、外国債券24.72%。株式と債権、国内と国外を組み合わせて、ほぼ均等に資産を分散していることがわかります。GPIFでは2020年4月から5年間、上記の資産がすべて25%ずつという基本ポートフォリオを策定し、時期により数%の乖離はあるものの、基本的にはこの割合が保たれています。
ポートフォリオを組むことで分散投資を活用した資産運用になるため、初心者でも意識することは重要ですが、その割合は一様ではなく、人によってそれぞれです。そもそも貯蓄に対して、どの程度、投資に回すことができるか、言い換えれば、リスク許容度は、その人の家計やライフプランによって当然、差があります。今後、教育費や住宅資金を貯める必要があれば、ほぼリスクは取れないでしょう。あるいは、子育ても終わり、資金的に余裕があれば、ある程度のリスクは許容できるかもしれません。自分の、あるいは各世帯の資産状況や今後のライフプラン、運用の目的に合わせてポートフォリオを組むことが重要なのです。
