多重債務に陥らないために

ローンやクレジットのご利用の際には、無理のない返済計画をたて、借り過ぎや使い過ぎに注意するとともに、借金返済のために新たな借り入れは絶対しないことが大切です。多重債務におちいると、最終的には自己破産を招くこともありえます。万一、病気やリストラなどで返済が困難な状況になりそうな時は、借りている金融機関に早めに相談するようにしましょう。

多重債務とは?

多数の金融業者からお金を借り、返済が困難になっている人を「多重債務者」といいます。多重債務者となり、どのように努力をしても返済できない場合、「自己破産」などで債務を整理する必要があります。
「自己破産」とは、債務者が破産していることを裁判所に宣告するように個人が申し立てることです。この申し立てが認められると、税金等を除く債務のいっさいを返済する必要がなくなります。

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多重債務になる事例

借金返済のために別のローンを利用することは、返済を先延ばしにするとともに、利息分だけ借金を膨らませていくことになり、何の解決にもなりません。以下は、多重債務に陥る事例です。

  1. A社から100万円を借り、利息が10万円ついて返済額は110万円になった。
  2. A社に返済する110万円を、新たにB社から借りた。20万円の利息がついて、B社への返済額は130万円になった。
  3. B社に返済する130万円をC社とD社に借りた。30万円の利息がついて、C社とD社への返済額はあわせて160万円になった。
  4. 借りて返す、を繰り返していくうちに借金が雪だるま式にふくらみ、すぐに返済が行き詰まり「多重債務」に陥った…。

多重債務者になってしまったら

多重債務者となり、どうしても返済ができない状況になってしまったら、以下のいずれかの方法で債務を整理する必要があります。

  • 任意整理:弁護士などを通じて業者と話し合い、返済額や返済方法を決めます
  • 民事調停:裁判所に調停を申し立て、調停の場で業者と話し合い、返済額や返済方法を決めます。
  • 民事再生手続き:将来の継続的な収入から借入金を返済する計画を立て、その計画を裁判所が認めれば、その計画にしたがって返済をすることによって残りの債務が免除されます。
  • 自己破産:裁判所に対し、債務者が「破産」していることを宣告するように個人が申し立てます。


しかし、いずれの方法をとっても、社会的に立ち直るには大きな困難を伴います。まずは多重債務に陥らないことがなによりも大切なのです。

東京の「全国銀行協会相談室」と大阪の「大阪銀行協会銀行とりひき相談所」においては、住宅ローンやカードローンの返済の悩みに関して無料で相談できる「カウンセリングサービス」を行っています。

自己破産件数の推移