直接金融と間接金融
個人が物を買い、企業が生産し、国や自治体が社会インフラを整備するなど、様々な場面でお金が使われます。しかし個人や企業、国や自治体は、いつも必要なだけのお金があるとは限りません。
そこで、お金の不足している人が、お金の余っている人に、利息を支払うことを条件にお金を融通してもらうことになります。銀行をはじめとした金融機関がこのお金の橋渡しをすることを資金の融通、略して「金融」といいます。
金融には、直接金融と間接金融の2つがあります。お金が必要な企業が、株式や債券などを自ら発行して、株式などを買う個人から直接資金を調達する方法を直接金融といいます。
間接金融とは、お金が必要な企業が、銀行などの金融機関からお金を借りて資金を調達する方法で、個人などの銀行預金を、銀行をとおして間接的に借りるので、間接金融といいます。