経済活動と銀行の役割

経済社会を血液のようにめぐるお金。「人」「企業」「国・自治体」は、お金の流れが止まれば活動がストップしてしまいます。銀行は「人」「企業」「国・自治体」などにお金という血液を送り込む心臓のような存在といえます。

経済社会の心臓として銀行が担う役割

銀行は「お金を安全に保管、管理する」、「お金を貸し出す」など、様々な役割・機能を持って経済活動に貢献しています。

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「お金を安全に保管、管理する役割」

銀行は預金としてお金を預かります。
預金する側は火災、盗難などのリスクを回避でき、自分で金庫や警備システムを設置するコストも不要になります。また銀行は預金を企業に融資するなど、運用して収益をあげます。その結果預かったお金に利息をつけて預金者に戻していますが、その間の預かったお金は安全に保管、管理をしています。

「お金の預金という運用手段を提供する役割」

銀行が預金を運用する中で、収益をあげ、その結果預かったお金に利息をつけて預金者に資金を戻します。これは預金者に対して、預金というお金の運用手段を提供していいることと言えます。

資金調達や決済で社会インフラの中心に

「お金を貸し出す機能」

銀行に預けられた預金は、お金を必要とする個人や企業、国・地方公共団体に貸し出されます。お金を借りた個人・企業などは銀行に対して利息を支払います。

銀行は、個人・企業などの重要な資金調達機能を担っているといえます。

「お金を決済する機能」

銀行は、振込み手形・小切手電子記録債権による決済や、公共料金、クレジットカードの利用代金などの口座振替(自動引き落とし)を行なっています。
この機能により、預金者は支払いや受け取りに伴う時間や労力、現金の運搬に伴う盗難の危険を回避することができ、また遠隔地であってもすみやかに資金の受け渡しができます。

銀行は、支払い決済手段を提供することによって、経済活動を効率化ししています。