その効果の違いを表で示してみました。表に記したローン内容の場合、返済開始から3年後に「期間短縮型」で100万円を
繰り上げ返済すると、軽減された支払利息は115万6,892円。つまり、100万円は2倍以上も「働いてくれた」ことになります。しかし、その恩恵を実感できるのはローンが完済する32年後です。金利変動がある場合を除けば、毎月の返済額はずっと現状のままだからです。
対して、同様の
繰り上げ返済を「返済額軽減型」を行うと、返済期間は短縮されず、軽減される支払利息は45万3,942円と「期間短縮型」の半分以下。しかし、毎月の返済額が3,785円、年間では約4万5,000円が軽減されます。
住宅ローンを返済しながら貯蓄もでき、余裕資金としてまとまった貯蓄もあるなら、期間短縮型の
繰り上げ返済は十二分に効果を発揮します。長期ローンを組んだため、その完済を早めたいという場合も効果的です。一方、毎月の貯蓄もままならない、少しでも家計支出を減らしたいという状況ならば、返済額軽減型を選択した方が家計の健全化につながると言えるでしょう。