お金を預ける際、元のお金が減るか減らないか

金融商品には多くの種類がありますが、元本保証がされるか否かは選択のポイントとして重要です。金融商品には収益性が高くても元本保証がされないものもありますので、目的にあった商品を正しく選ぶ必要があります。

元本保証とは預けた資金が減らないことを金融機関が約束すること。不測の事態があっても預け入れたお金は戻ってくるので、大切な資産を守ることができます。

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まずは安心の元本保証

いくら高い収益が見込める金融商品であっても、元本割れを起こす可能性のあるものは「安全性」という観点からは優れた商品ではありません。例えば、預けたお金が2倍になる可能性があっても、逆に半分になってしまうことがあるのでは、「貯蓄を守りたい」と考えている人にとっては、優れた商品とは言えないでしょう。その点でいえば、「元本保証」されている商品なら安全性を確保しながら資産運用ができます。

元本保証があり預金保険の対象となっている金融商品なら、預け入れた元本と利息は当初の約束どおりのものが支払われます。つまり「安全性」が高い商品といえます。

元本保証の金融商品

元本保証されていて預金保険の対象になる金融商品には、当座預金、普通預金、定期預金、貯蓄預金、通知預金、納税準備預金、定期積金、掛金、元本補てん契約のある金銭信託、前記を用いた積立・財形貯蓄商品などがあります。
また、国債や地方債などの公共債も元本保証です。
外貨預金は外貨ベースでの元本保証ですが、預金保険の対象外で、為替相場の変動により元本割れの可能性もあります。
元本保証の商品でも中途解約すると満期まで預けた場合よりも利率が低くなることや、元本割れをする場合もあります。