自己資本比率とは、信用リスク・アセット(総資産のうち、貸し倒れの可能性がある資産)等に対して資本金などの自己資本がどれくらいあるかを示す指標のことです。
多額の貸出金の回収ができないというようなことになると大きな費用や損失が発生してしまい、その損失を収益でカバーできないような場合には、自己資本を取り崩して処理することもあります。
自己資本が大きく減ってしまうと、万一の事態に備えた銀行の体力が弱まることになり、経営にも影響する可能性があります。このため、この数値が銀行の健全性を表す指標となっています。