実在の息子や孫の名前など身内を騙り、「小切手等が入った鞄を(電車などに)置き忘れた」 「会社の金を横領してしまった」 「借金の返済が必要」などと言って、「今は立て込んでいるから、同僚(または部下や友人=受け子)がお金を取りに行くので、渡してほしい」と言ってきます。また、息子や孫を騙る者のほか、その上司や同僚などを名乗る者など、複数名が代わる代わる電話口に出てきます。
次のような巧妙化された手口も多く見られます。
- 犯人側は名簿などを入手して、あらかじめ名前、住所、職業や生年月日等を知っている可能性が高い。
- あらかじめ「携帯電話の番号が変わった」などと電話してきて、周到に準備している(電話番号を事前に登録させることで、次回かけたときに息子や孫からの電話だと信用させる)。
- 「今日中にお金が必要」、「急いで銀行へ行ってほしい」、などと言って慌てさせる(緊張感や時間的切迫感等のストレスから冷静さを失う)。